趣味

隠すのをやめた僕の、新しい深呼吸

花粉が猛威を振るっている。鼻が詰まり、それに伴う鈍い頭痛。身体は正直言ってボロボロだ。それでも不思議と、心の方は穏やかでいられている。それはきっと、優しい言葉のおかげだろう。何よりの特効薬だ。今日は熱い湯船にしっかりと浸かって、芯まで冷え切...
仕事

忘れたい10年、目に滲む空

分厚い雲が空を覆い尽くし、光さえもどこか遠慮がちに届くような、そんな一日だった。休職という時間に身を置いてから、僕の時計の針は、世間とは違う歪なリズムで刻まれている。流れているのか、それとも澱みの中に滞留しているのかさえ判然としない空の雲を...
仕事

「寝子」のように、今はただ

日向ぼっこをしていると、世界は驚くほど穏やかだ。雲ひとつない空が広がり、気温は20度近くまで上がっている。外へ出れば太陽の光が優しく、硬くなっていた心が少しずつ解けていくのを感じる。今日は自分に課したミッションを達成するため、ホームセンター...
読書

風にさらわれた現在地

肌寒い一日だった。強く吹きつける風のいたずらか、本に挟んでいた栞がひらりとどこかへ飛んでいってしまった。それは自分の現在地を示す標識のようなもの。今の僕には、自分自身の居場所さえも風にさらわれてしまったかのように感じられる。あの人へメッセー...
読書

不正解な僕らの、正解の探し方

ブログを読んでくださっている皆さんに、今日は少し驚かせてしまうかもしれないお話をしようと思います。中学生の頃の同級生だったAAAの與真司郎くんが本を出版しました。彼は、自身が同性愛者であることを公表しています。彼が勇気を持って綴ったその言葉...
趣味

新しい夏への助走

午前中の空には、うっすらと雲が広がっていた。しかし、肌に触れる空気は驚くほどに温かく、もう半袖で過ごしてもいいくらいだ。僕はクローゼットの奥から段ボールを引き出した。中には、出番を待っていた夏服たちが眠っている。一枚ずつ取り出しながら、はっ...
読書

12,000ルクスより眩しい光

雨の日のどんよりとした空気も、今日ばかりは僕の心を曇らせることはなかった。今朝、目が覚めてスマートフォンを確認した瞬間、世界が一気に明るくなった。大切なあの人から「はなまる」をもらえていたのだ。これこそが、今朝の僕にとっての最高の出来事であ...
仕事

星になれる場所へ

春の柔らかな日差しが部屋の隅々まで届く、とても穏やかな一日だった。窓の外は驚くほどにいい天気で、空気は春特有の温かさを帯びている。ただそこにいるだけで、強張っていた心が少しずつ解けていくのを感じる。ふとスマホ画面を覗くと、大切なあの人から光...
仕事

どん底に咲く花を待つ

今日は4月の満月、ピンクムーンだ。そう聞くと、夜空に可愛らしい桃色の月が浮かんでいる姿を想像するかもしれない。けれど、実際には月が物理的にピンク色に染まるわけではない。北米の先住民たちが、この時期に開花するシバザクラのようなピンク色の花(フ...
趣味

殻の中の希望

2026年4月1日。今日から新しい年度が始まる。世の中が新しい風に包まれるこの日の朝、僕はいつものようにキッチンに立ち、卵焼きを作っていた。卵焼きを作ることは、もはや僕のささやかな日課となっている。カラン、とボウルの縁で殻を割ったとき、驚き...